耐震性能モニタリングシステム

耐震性能モニタリングシステム出力例(お客様ごとにカスタマイズ)

ビルなどの構造物に設置し耐震性能をモニタリングするセンサー「IT強震計」を核とするシステムの販売を、2015年に開始しました。2016年より本格展開を行なっています。

  • 地震の際に被災状況の迅速な判定を支援します
    避難・退館が必要かどうか、避難所として使用できるかどうかのご判断をサポートします
  • ビルの固さ(剛性)の中期的な劣化度合いを計測します
    大規模修繕の必要性のご判断をサポートします
耐震性能モニタリングシステム

IT強震計とは

概要

建物の揺れに対する弱点を探り、被災状況を判定する“健康診断センサー”です。英語でも構造物ヘルスモニタリング(Structural Health Monitoring)用センサーと呼ばれています。 東京大学地震研究所のIT強震計コンソーシアムのコンセプトをもとに開発された新しい加速度計です。

特長

  • 地震の直後から判断をサポート

    地震の直後(数分後)に、ビルなどに新たな重大な損傷が生じたかどうかを解析し、メールなどでご連絡します。
    (注:システムやネットワーク構成によります)
    避難や退館の指示などのご判断をサポートします。また安全な避難所として適しているかどうかのご判断のサポートシステムとしてもご使用頂けます。
  • 建物修繕の判断をサポート

    剛性を24時間365日チェックし、大規模な建物修繕の必要性のご判断をサポートします。耐震診断の検査員が行なう目視検査や打音検査などを補完します。例えば、検査員による診断の終了の数日後に地震があっても、常時モニタリングしていますので、新たなご判断をサポートします。
  • 東京大学地震研究所

    2008年に東京大学地震研究所に設立されたIT強震計コンソーシアムで、先生方や株式会社aLab、オムロン株式会社ほかが研究・開発し、実際の構造物でフィールドテストを行なってきたコンセプトをベースにしています。また、建築基準法が規定する建築前の構造計算方法と同様の計算を、既築のビルに対して行なっています。
  • 高性能・高感度の加速度センサー

    高性能・高感度のオムロン株式会社製の最新センサーです。 防水、衝撃に強い、PoE対応(LANによる給電)などの特長を備えています。商業ビル、オフィスビルやマンションなどのビル1棟に、最低2台、通常3~10台程度設置します。
    (注:PoE=Power over Ethernet。台数=ビルの形状、階数などにより台数は変わります。)
    主な仕様:ノイズ0.1cm/s/s、サンプリング100回/s、解像度24ビット
  • 独自の手法で直接計測

    従来のセンサーシステムと異なり、損傷の有無を直接計測します。 推定ではなく、新たな重大な損傷のないことを計測して、独自のアルゴリズム(特許取得済み)で解析します。
  • 各国で実績

    日本国内や、地震の多いアジア、南米、中東の多くの国々で使用されています。
 “ITK” system
Noise:
0.1 cm/s2
Resolution:
24 bits
Sampling :
100 times/s
Range:
±2450 cm/s2

ネットワーク構成例と出力例

標準的なシステム構成は、センサー数台と、データ収集・解析の専用ソフトウェアを搭載するPC1台からなる、ビル内のLANシステムです。多数のビルを集中してモニタリングする場合などには、計測したデータを、遠隔地のデータセンターなどのサーバに送信し、サーバ側で解析を行なうことも可能です。
解析結果は、EメールやWebを通じて、ビルの管理者などお客様がご指定のメンバーにお知らせします。

ネットワーク構成例

EメールやWebの内容、ユーザインタフェースや頻度、送付先などはお客様のご要望によりカスタマイズ致します。

出力スクリーン(専門家向けの例)

注)本システムはビルなど構造物の無災害、無損傷を保証するものではありません。本システムやネットワークが被災などにより不調の場合、正常動作しません。仕様などは改良などの目的で予告なく変更する場合があります。海外に持ち出す場合はお問合せください。